カナダの太陽光パネルメーカーであるカナディアン・ソーラーは7月、子会社のCanadian Solar Solutions社が所有していた出力10MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Val Caron」の売却を完了したと発表した。

 売却先は、カナダの投資会社のOne West Holdings 社。One West Holdings 社は、再生可能エネルギー関連の投資会社であるConcord Green Energy 社の関連会社である。譲渡額は6000万カナダ・ドル以上としている。

 Val Caronは、カナダの中東部にあるオンタリオ州のサドバリー広域圏(Greater Sudbury)に立地する。

 カナディアン・ソーラーにとって、Concord Green Energy社グループに売却した五つ目のメガソーラーになる。カナディアン・ソーラーのShawn Qu会長 兼 CEO(最高経営責任者)によると、同社がカナダで建設を受注済みの太陽光発電所の合計出力は570MW以上あるほか、オンタリオ州において、カナディアン・ソーラーが建設した同116MWの太陽光発電所がすでに稼働している。