伊藤忠商事は7月15日、九電工、三井造船と共同で特定目的会社(SPC)設立し、大分県大分市の三井造船大分事業所敷地内の46万m2の遊休地に、出力44.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。

 SPCへの出資比率は伊藤忠が50%、九電工が30%、三井造船が20%。総事業費は150億円で、SPCはみずほ銀行を幹事とする銀行団からプロジェクトファイナンスで融資を受ける。

 今年8月に着工し、2016年3月の完成を目指す。年間予想発電量は一般家庭約9300世帯分の年間消費電力量に相当する5250万110kWhで、全量を九州電力に売電する。太陽光パネルは東芝製で、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製。三井造船がEPC(設計・調達・施工)サービスを請け負う。