広島県福山市に本社を置く太陽光パネル販売事業者のオービスは7月14日、山口県周南市と広島県世羅郡に自社の事業として太陽光発電所を建設すると発表した。

 周南市は子会社が運営するゴルフ場に隣接する1万5000m2の遊休地を活用するもので、出力1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。初期投資額は約2億5000万円で、2015年5月の発電開始を目指す。年間の予想発電量は100万kWh。

 世羅郡では5100m2の自社所有地に出力320kWの太陽光発電所を建設する。初期投資額は約8500万円で、2015年8月の完成予定。年間の発電量は30万kWhを見込む。

 いずれも固定価格買取制度(FIT)を活用して中国電力に全量売電する。太陽光パネルはサンテック製を予定。パワーコンディショナー(PCS)は未定。今回の事業を通して太陽光発電設備の設計、運用ノウハウを積み上げ、本業である太陽光パネル販売に生かす。