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ABB、島嶼の再エネ電力を北米本土に送る高圧直流送電設備を受注

2014/07/14 17:23
加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
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 スイスABBは7月、カナダの東海岸にあるニューファンドランド島の電力網と、北米大陸の電力網を結ぶ送電技術として、同社の高圧直流送電(HVDC)技術が採用されたと発表した。

 採用したのは、カナダEmera社の子会社のNSP Maritime Link社で、受注額は約4億ドル相当としている。

 今回のプロジェクトによって、ニューファンドランド島などの島嶼に導入した、太陽光発電や洋上風力発電などの再生可能エネルギーによる電力を、北米の電力網に送電できるようになる。出力500MWの電力を高圧で直流送電する。

 ABBのHVDCの技術は、出力が不安定な性質を持つ再生可能エネルギーを多く導入できるようにしながら、地域全体の電力網の電力品質を向上できるものとする。地中/海底ケーブルを使うほか、電流の緻密な制御によって、長距離送電による損失を低減するという。

 ABBは、±200kV対応の送電ケーブル、230kVの数カ所の変電所などを供給し、2017年に試運転を開始する。

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