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 東芝は、人体に貼り付けて使うウエアラブル生体センサー「Silmee Bar type」の国内販売を2014年9月に開始する。大学や研究機関、企業向けに販売する。非薬事品であり、実証実験・評価用としての使用を想定しているという。同年7月16~18日に東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2014」で展示する。

 東芝はヘルスケア事業を同社の3本柱の一つに掲げており、「予防」「診断・治療」「予後・介護」「健康増進」の4事業分野を強化することで、2015年度に6000億円、2016年度には7200億円の売上高を目指す考え。2014年7月1日付でヘルスケア社を発足させ、グループ内の関連事業を統合して事業強化を図っている(関連記事)

 今回のウエアラブル生体センサーは、心電位や脈波、体動、皮膚温を同時に測定できる。ゲルパッドで胸部に貼り付けて使用する。計測したデータから、心拍間隔や脈波間隔、体動量、姿勢を算出し、Bluetoothによってスマートフォンやタブレット端末に結果を表示できる。

 外形寸法は約64mm×28mm×9.6mm。重さは約14.6g。連続使用時間は約24時間という。IPX5・IPX7の防水性能を備える。