カナダの太陽光パネルメーカー大手のカナディアン・ソーラーは6月、同社の子会社のCanadian Solar Solutions社が、出力140MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Kingston Solar」のEPC(設計・調達・建設)サービスを受注したと発表した。

 韓国Samsung Renewable Energy社がカナダのオンタリオ州に建設するもので、同州に合計出力300MWの太陽光発電所を建設する「Green Energy Investment Agreement」の第2期分となる。

 Kingston SolarサイトにおけるEPCサービスの受注高は3億カナダ・ドル以上としている。2014年第3四半期に着工し、2015年第3四半期に竣工する計画。

 Canadian Solar Solutions社にとって、オンタリオ州の南西部のハルディマンドに建設した出力130 MWのメガソーラーに続き、韓国Samsung Renewable Energy社から受注した2カ所目の太陽光発電所のEPCサービスとなる。

 Kingston Solarサイトの稼働後の年間発電量は、カナダの一般的な家庭約1万6409世帯の消費電力に相当する、約17万3000MWhを見込んでいる。

 同サイトには、オンタリオ州の工場で製造した太陽光パネル46万4000枚以上を供給する。この枚数の太陽光パネル製造は、カナディアン・ソーラーのオンタリオ州の太陽光パネル工場で700人分以上の仕事量に相当する。このほか、プロジェクト開発から運用時までに、地域で数百人分の雇用を創出する。