大阪市長賞を受賞した「太陽光発電用 直流遮断器」(出所:河村電器産業)
大阪市長賞を受賞した「太陽光発電用 直流遮断器」(出所:河村電器産業)
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 河村電器産業(愛知県瀬戸市)は6月19日、2014年度 第62回電設工業展(JECA FAIR2014)製品コンクールにおいて、「太陽光発電用 直流遮断器」で「大阪市長賞」を受賞したと、発表した。
 
 受賞した「太陽光発電用 直流遮断器」は、2極での直流遮断により小型化に成功したことが特徴。体積比は同社の従来品に比べ50%を実現したという。大規模な太陽光発電システムを構築する際、直流集電箱を小型化でき、設置場所の可能性が広がる。

 技術的な特徴点は、ダブルコンタクト式のブレード構造を採用し、シーソーのように2接点を設けることで、2極での遮断が可能になったこと、また、独立アーム構造で安定した接点圧を確保したこと、という。一体型だと片方の接点圧が不安定になり、通電の安定性を欠くことがあったが、2接点それぞれに独立したアームを使用することで、各々に力が加わり安定性が高まるという。