コスモ石油の日立油槽所跡地(右)に建設した「CSDソーラー日立太陽光発電所」(左)(出所:コスモ石油)
コスモ石油の日立油槽所跡地(右)に建設した「CSDソーラー日立太陽光発電所」(左)(出所:コスモ石油)
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 コスモ石油、昭和シェル石油、日本政策投資銀行の3社の合弁による特定目的会社(SPC)「CSDソーラー合同会社」は、国内の8拠点、合計出力約24MWの太陽光発電所の建設プロジェクトを進めている。6月20日、その第一弾となる、出力384kWの「CSDソーラー日立太陽光発電所」(茨城県日立市)が営業運転を開始したと発表した。

 CSDソーラーでは、主に、コスモ石油などが所有する遊休地を活用して、太陽光発電システムを設置する。日立市の発電所は、コスモ石油の日立油槽所跡地に建設した。

 このほかの建設予定地は、コスモ石油の大分油槽所跡地(大分市)、徳島油槽所跡地(徳島県板野郡)、福井油槽所跡地(福井県坂井市)、谷山基地(鹿児島市)、昭和シェル石油の子会社である東亜石油とコスモ石油の合弁会社の扇島石油基地跡地(横浜市)など。

 出力573kWの「CSDソーラー大分太陽光発電所」(大分市)、出力1229kWの「CSDソーラー徳島太陽光発電所」(徳島県板野郡)の発電所は、すでに試運転中で、7月中に営業運転を開始する予定。

 また、出力1966kWの「CSDソーラー福井太陽光発電所」(福井県坂井市)、出力1188kWの「CSDソーラー谷山太陽光発電所」(鹿児島県鹿児島市)は、2014年3月~4月に着工しており、出力4608kWの「CSDソーラー霞太陽光発電所」は7月に、出力7571kWの「CSDソーラー扇島太陽光発電所」は8月に、出力6006kWの「CSDソーラー大三島太陽光発電所は10月に、それぞれ着工する予定。

 いずれの太陽光発電所でも、昭和シェル石油の子会社であるソーラーフロンティア製の太陽光パネルを採用している。