Tata Power Renewable Energy社が建設したメガソーラーの例。画像はマハーラーシュトラ州の出力3MWのメガソーラー(出所:Tata Power社)
Tata Power Renewable Energy社が建設したメガソーラーの例。画像はマハーラーシュトラ州の出力3MWのメガソーラー(出所:Tata Power社)
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 インドの独立系電力会社であるTata Power社は6月、子会社の再生可能エネルギー発電事業者のTata Power Renewable Energy社が、出力25MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の試運転に成功したと発表した。

 当初の予定では、2014年3月末に送電網に連系する計画だったが、変電所をシャットダウンさせてしまう可能性があるなど、送電網側の受け入れ準備が整わなかったことから、発電開始を延期していた。

 今回のメガソーラーの稼働開始後、発電した電力を購入することで、Tata Power社は、インド政府による再生可能エネルギー購入義務(Renewable Purchase Obligations)を満たすようになる。

 建設地はインド西部のマハーラーシュトラ州で、敷地面積は130エーカー(約53万m2)。干ばつが発生しやすい地域にあり、Tata Power社はメガソーラーとともに、雨水を使う灌漑(かんがい)設備や砂防ダムといった、地域に貢献する設備も建設している。

 Tata Power Renewable Energy社は、今回のメガソーラーのほか、同州に出力3MW、インド北西部のグジャラート州に出力25MWのメガソーラーを稼働させている。