米国の太陽光パネルメーカーのSunEdison社は6月、太陽の位置に合わせて向きを変える、追尾型の太陽光パネルに関して、追尾技術を持つ米NEXTracker社と基本契約(master services agreement)を締結したと発表した。

 契約に基づいて、SunEdison社は今後3年間で、最大1.85GW分の追尾型の太陽光パネルに、NEXTracker社の追尾型システムを採用する。

 NEXTracker社の追尾型システムは、トータルの所有コストを削減しながら、より多く電力を発電できる特徴があるとしている。SunEdison社はすでに、出力容量73MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)でなどでNEXTracker社の追尾型システムを導入してきた実績がある。

 NEXTracker社によると、同社の追尾型システムを採用した場合、既存の追尾型システムに比べて、設計の手間などを省ける上、設置期間が短くて済むなどの効果により、最大で10%、発電事業の収益率が高まるという。