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ドイツで開かれた世界最大の太陽電池展示会、TMEICのパワコン冷却技術などを表彰

加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
2014/06/12 17:58
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「Intersolar AWARD 2014」の表彰式の様子(出所:Solar Promotion社)
「Intersolar AWARD 2014」の表彰式の様子(出所:Solar Promotion社)
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 太陽電池関連では世界最大の展示会となる「Intersolar Europe」(6月2日~6日、ドイツのミュンヘンで開催)を主催するドイツSolar Promotion社は、革新的な出展内容を表彰する「Intersolar AWARD 2014」で、10社の技術・製品・プロジェクトを選んだと発表した。

 今回のIntersolar AWARDでは、出展した約3500社の展示の中から、「太陽光発電」、「欧州における太陽光発電プロジェクト」、「エネルギー貯蔵システム」の三つの分野で選出した。

 このうち、太陽光発電では、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)が出展した、海外のメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けのパワーコンディショナー(PCS)「SOLAR WARE SAMURAI」の冷却システムが選ばれた。

 選出対象となった冷却技術は、大量の空気を送り込むポンプを使わずに、ヒートパイプで冷却水を運用するシステム。「SOLAR WARE SAMURAI」は定格出力の50%までファンレスで稼働でき、その裏付けとなっているのは、この冷却システムという。

 TMEICも6月12日、今回の受賞について、「過去の受賞企業は欧州勢がほぼ独占してきた中で、日本だけでなくアジア企業では初の快挙となった」とコメントした。

 受賞の対象となったSOLAR WARE SAMURAIは、2013年秋の発売以降、累計受注台数は60 台以上に達し、今後も北米を中心に400台以上の受注が見込まれるという。

 太陽光発電部門では、TMEICのほか、ドイツSMA Solar Technology社とドイツSteca Elektronik社の技術が選ばれた。SMA Solar Technology社では、ディーゼル発電機に太陽光発電を組み合わせることでディーゼルの出力を最大60%低減させる制御技術、Steca Elektronik社では、太陽光発電と蓄電池の併用によって蓄電池を長寿命化できるMPPT(最大電力点制御)技術が選ばれた。

 欧州における太陽光発電プロジェクトでは、ドイツGOLDBECK Solar GmbH社がドイツ北部のSchool & Sports Center Marienheideに設置した太陽光発電と太陽熱発電を複合したシステム、ドイツIBC Solar社がドイツのカイザースラウテルンに設置した出力6.4MWのメガソーラー、ドイツLTi REEnergy社がベルギーのゼルザーテ(Zelzate)の石膏工場跡に設置した同15MWのメガソーラーが選ばれた。

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