GEエナジー・フィナンシャルサービスが投資を決めた、岡山県久米南町に建設中の出力32MWのメガソーラー(出所:GEエナジー・フィナンシャルサービス)
GEエナジー・フィナンシャルサービスが投資を決めた、岡山県久米南町に建設中の出力32MWのメガソーラー(出所:GEエナジー・フィナンシャルサービス)
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 GEエナジー・フィナンシャルサービスは6月9日、岡山県久米南町に建設される出力32MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)への投資を決定したと発表した。

 メガソーラーの運営事業者は、米Jamison Group社の100%子会社であるパシフィコ・エナジー(東京都港区)が務める。ノンリコース型のプロジェクトファイナンスが実施され、三菱東京UFJ銀行、中国銀行から総額110億円の融資を受けている。

 建設はすでに着工しており、2016年第1四半期に稼働を開始する予定。建設は東洋エンジニアリングが担当し、太陽光パネルは中国インリー・グリーンエナジー製を採用した。パワーコンディショナー(PCS)の供給企業については非公開。

 GEエナジー・フィナンシャルサービスは、全世界で年間10億ドル以上を再生可能エネルギー分野に投資する計画を発表しており、今回の投資はその一環。太陽光発電については、累計出力1GWの太陽光発電事業、合計180億米ドルを投資してきた。

 日本においては、岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地での日本最大級の太陽光発電プロジェクトにも投資する方向性で検討を続けている。

 パシフィコ・エナジーは、今回の出力32MWのほか、岡山県美作市で同約41MW、宮崎県宮崎市で同約91MW、宮城県大崎市で同約50MWと、4カ所で合計約200MWのメガソーラーの建設を開始する予定という。