栃木県さくら市に建設中の出力2.3MWのメガソーラー(出所:ドイツIBC Solar社)
栃木県さくら市に建設中の出力2.3MWのメガソーラー(出所:ドイツIBC Solar社)
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 ドイツの太陽光パネルメーカーであるIBC Solar社は5月、日本で2カ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。同社にとって、日本国内に建設する初めてのメガソーラーになる。

 出力2.3MWと同1.6MWのメガソーラーを建設する。出力2.3MWのメガソーラーは、栃木県さくら市に建設する。日本のパートナー企業との密接な連携によって取り組むという。

 この2.3MWのメガソーラーは、すでに5月中旬に建設を開始した。同社製の太陽光パネル「IBC PolySol 255」を9144枚設置する。

 経済産業省からは、2013年5月に、40円(税抜き)の固定買取価格で設備認定を受けた。完成までの建設資金は、7月中旬に予定している、ドイツ企業からの融資で賄う。その後、メガソーラー事業を投資家に売却する計画としている。

 また、出力1.6MWのメガソーラーは、栃木県大田原市に建設する。9月に、系統連系する予定とする。

 同社は今後、日本で複数の太陽光発電所の建設を計画しており、地元の中堅企業との連携を深めているとしている。