理化学研究所(以下、理研)は、超薄板ガラスの柔軟性を利用することで、ガラス製マイクロ流体チップ内にガラス製の電動ポンプを組み込むことに成功した。これまでは、マイクロ流体チップにポンプを組み込む場合、ポンプ機能を付与する部分の素材には柔軟性のある樹脂製とする必要があった。今回、ガラス製でもポンプ機能を組み込めるようにしたことで、これまで樹脂と反応しやすいため使用できなかったメタノールやアセトンといった有機溶媒も試料として使えるようになる。
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