完成予想図(出所:山地ユナイテッド)
完成予想図(出所:山地ユナイテッド)
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 貿易や建材卸の山地ユナイテッド(札幌市)は5月1日、北海道小樽市にある自社所有地に約1.04MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ヤマチユナイテッドソーラー第一発電所(仮)」を建設すると、発表した。

 5 月9 日に起工式を開く。運転開始は、2014年11 月を予定する。発電事業者は、山地ユナイテッドとなる。約7000 坪(約231.140m2)の事業用地に設置し、年間発電量は約150 万kWh(一般家庭の約400 世帯の使用電力量に相当)を見込む。

 太陽光パネルには、北海道内で初めて、Q セルズ社製のガリウムヒ素系単結晶太陽光パネルを採用した。パワーコンディショナー(PCS)は、10kWの小型機を分散設置する。万が一の故障時なども発電ロスを最小限に抑え、安定的に運用できるとみている。また、積雪地域に対応した設計・施工システムとした。

 山地ユナイテッドは、事業計画の策定から、ファイナンス、工事管理、地域貢献策の検討に至るまで、開発プロセス全般を主導した。自社の遊休地の活性化に加え、多角化しているグループ事業の視点を活かし、メガソーラー事業のノウハウを一般住宅産業で活用するプロジェクトにも着手しているという。