前回(2013年開催)の展示会場の様子
前回(2013年開催)の展示会場の様子
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 2014年5月7~9日に「Hong Kong International Medical Devices and Supplies Fair」(香港国際医療機器&医薬用品フェア)が、香港コンベンション&エキシビション・センターで開催される。今回は5回目の開催。前回(2013年開催)は、10の国や地域から212社が出展し、大きく(1)「POC」(point of care)を実現するもの、(2)民生機器との連携を図ったもの、(3)高齢者を対象にしたもの、といった三つの展示品に注目が集まった(関連記事)

 この展示会の特徴は、香港や中国の企業による出展以外に、その他の国・地域の企業が中国市場進出を狙って出展している点にある。香港はもともと、中国本土と世界市場をつなぐ“ハブ”と称される。その機能を期待して出展する海外企業が多いのだ。

 今回の展示会場では、「理学療法」ゾーンが新設され、関連するデバイスやソリューションが出展されるという。この他、リハビリテーションおよび高齢者介護ゾーンや、家庭用医療機器ゾーンなどが設けられる。

 日本からは、日本分析機器工業会(JAIMA)が出展する。JAIMAは日本科学機器協会(JSIA)と開催した分析・科学機器の祭典「JASIS 2013」で、「メディカルイノベーションゾーン」を新設したり(関連記事)、2014年3月には「先端診断イノベーション」をテーマとするフォーラムをシンガポールで開催したり(関連記事)するなど、医療関連分野への取り組みを強化している。

 日経デジタルヘルスでは今回の展示会開催後、展示会の様子をレポートする予定である。