大日本木材防腐は4月24日、太陽光発電事業に参入すると発表した。同社が香川県坂出市に持つ、四国工場の敷地内の遊休地に、出力約1.1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。
約3億7000万円を投じて、四国工場内の約1万4000m2の土地に建設する。9月から発電を開始する予定で、稼働開始後の年間発電量は、約1200MWhを見込んでいる。
設置する太陽光パネルには、自社製の木製架台「SOLAWOOD(空ウッド)」を採用する。工場でプレカットした木材をユニット単位で運び、設置サイトで組み立てる。銅系の殺菌剤を注入した保存処理木材を使っているため、20年間の耐久性を持つと推測されるという。
加工時の使用エネルギーが相対的に少ないことや国産材や間伐材が使えるなど、環境負荷が削減できるほか、金属製架台の課題となっている塩害にも強いという。