ベッド−車いす間の移乗介助を支援する
ベッド−車いす間の移乗介助を支援する
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 パナソニックは、離床アシストベッド「リショーネ」の受注販売を2014年6月から開始する(リリース)。介護施設内において、重度要介護者のベッドと車いす間の移乗を支援する製品である。

 パナソニックはかねて介護分野に着目し、介護の中でも負担の大きいベッド-車いす間の移乗介助を支援する介護ロボットを開発してきた。リショーネはその成果として商用化したもので、電動ケアベッドと電動リクライニング車いすを融合したロボット介護機器である。電動ケアベッドの一部が電動リクライニング車いすとして分離するため、被介助者に負担をかけずにベッドから車いすへスムーズに移乗できる。さらに、一人の介助者だけで移乗介助できるため、被介助者の離床機会を増やすだけでなく、介助者の負担軽減につながるという。

 パナソニックはリショーネについて、生活支援ロボットの安全性に関する国際規格「ISO13482」の認証を取得済みである(関連記事)。