報告会の様子
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JEITAサービスセンターまたはJEITAホームページで2000円(税・送料別)で購入できる
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 電子情報技術産業協会(JEITA)は2014年4月15日、「医療機器への電子部品供給ガイド」の出版報告会を東京都内で開催した。医療機器分野への参入を目指す国内の電子部品メーカーなどに向けて出版したガイドブックである。

 JEITAの電子部品部会では、2013年6月に医療機器対応TF(タスクフォース)を立ち上げ、医療機器関連ビジネスの現状や医療機器に関する法規制(薬事法、PL法)の情報収集や研究を進めてきたという。その検討結果をまとめたのが、今回のガイドブックである。

 このガイドブックを通して、医療機器分野への参入を躊躇している電子部品メーカーの不安を払拭し、積極的な参入を促す狙いがあると、医療機器対応TF 主査の梶田栄氏(村田製作所)は言う。同氏は、報告会の最後に「医療機器分野はハードルが高いとされているが、決してそうではない。最近では、政府の支援もあり追い風が吹いている。数十年前、電子部品メーカーは自動車分野への参入を躊躇していたが、今では大きなビジネスになっている。医療機器分野は電子部品メーカーにとって期待の星だ」と語った。