ノルウェーの太陽光発電事業者のScatec Solar社は4月、米国ユタ州に出力約80MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Utah Red Hills Renewable Energy Park」を建設する計画が承認されたと発表した。Scatec Solar社には、伊藤忠商事が約37.5%出資している。

 計画を承認したのは、同州の公共サービス機関であるUtah Public Service CommissionとIron County Community Development and Renewal Agency。2014年第3四半期(2014年7~9月)に建設を開始し、完成後はユタ州で最大規模のメガソーラーになるという。

 今回のメガソーラーは、ユタ州の南西部のアイアン郡に建設する。約650エーカー(約2.631km2)の土地に、太陽光パネルの角度を太陽の動きに合わせて1軸で向きを変える追尾型の太陽光パネル約32万5000枚を設置する。

 稼働開始後の年間発電量は、一般的な家庭約1万8500世帯の電力消費量に相当する、2.1億kWhと予想している。

発電した電力は、20年間の電力購入契約に基づいて米PacifiCorp社に売電する。PacifiCorp社は、購入した電力を、配電会社のRocky Mountain Power 社を通じて、ユタ州、ワイオミング州、アイダホ州の顧客に供給する。