清水建設のメガソーラープラント「赤穂太陽光発電所」(出所:清水建設)
清水建設のメガソーラープラント「赤穂太陽光発電所」(出所:清水建設)
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 清水建設が兵庫県赤穂市で建設を進めてきた、出力10MW(パネル出力12MW)のメガソーラー(大規模太陽光発電所)、「赤穂太陽光発電所」が試験運転を開始した。建設費は約35億円。太陽光パネルはシャープ製で、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製だ。同社100%出資の赤穂太陽光発電(東京都中央区)が施設を運営し、1kWh当たり40円(税抜き)で発電全量を関西電力に売電する。

 建設地は温暖な瀬戸内海気候下に位置する兵庫県赤穂市西浜工業団地内の16万m2超の敷地で、年間を通じて豊富な日照量が期待でき、安定した発電量が見込まれる。

 この事業は、清水建設が長期ビジョンで掲げている「ストックマネジメント事業(安定的な収益基盤の確立)」と「サステナビリティ事業(地球規模でのサステナビリティの実現)」の強化方針に基づくという。同社は引き続き、メガソーラーのほか、陸上や洋上での風力発電、地熱発電など再生可能エネルギー関連設備の受注拡大を目指していく。