設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

仏Dassault Systemesのツール群「3Dエクスペリエンス 2014x」、価格とライセンス体系を大きく変更

木崎 健太郎=日経ものづくり
2014/04/04 17:54
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 ダッソー・システムズ(本社東京)は2014年2月に発表したPLMツール群「3Dエクスペリエンス・プラットフォーム リリース2014x」(仏Dassault Systemes社、ニュースリリース)で、価格とライセンスの体系を大きく変更していたことを明らかにした。同プラットフォームを構成する機能のうち、これまで利用者全員分のライセンス(ネームドライセンス)が必要だった3D-CAD「CATIA」やCAEツール「Simulia」などは、一定の同時使用数までは誰が使ってもよいライセンス(フローティングライセンス)によって供給できるようにした。

 併せて、クラウド・コンピューティングなどに対応してツール群のアーキテクチャを大幅に改良することによって、ソフトウエア製品としての体系を変更。CADとPLMのデータベースを一体化した「CATIA V6」以来、不透明感の強かった価格体系も改めた。

ユーザーの識別とライセンス共有を両立

 CATIA V6のベースとなる「V6プラットフォーム」は、Simuliaや生産技術向けツール「Delmia」などCATIA以外のアプリケーションも含めた製品モデルデータを統合的に管理するデータベースであり、これなしでCATIAなどのアプリケーションを単独で動作させることはできなくなった(3Dエクスペリエンス・プラットフォーム 2013xまで同様)。アプリケーション間でデータをファイルで渡すなどの操作が不必要になり、異なったアプリケーションを使うユーザーの間でも緊密なコラボレーションができるメリットが生じた半面、CADだけを使いたい場合でもV6プラットフォームを導入する必要があった。

 さらに、V6はアプリケーションもネームドユーザーと呼ばれるライセンス形態であり、ユーザー企業は使う人全員分のライセンスを用意しなければならなかった。その理由は、システム上でコラボレーション作業を実施する際には、設計部門のA氏と生産技術部門のB氏がこういう意見を出した、というように個人の名前が重要になるため。しかし、V6の前のバージョンである「CATIA V5」のときは同時に利用する人数分で済んでいたライセンスの本数を、V6では増やさなければならなくなっていた。

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