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内視鏡下手術にARを活用、死角を可視化する技術を早大などが開発

2014/04/03 19:21
大下 淳一=日経デジタルヘルス
鉗子を“透明化”
鉗子を“透明化”
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 早稲田大学理工学術院 教授の藤江正克氏と同 研究院准教授の小林洋氏らの研究グループは、九州大学 先端医工学診療部および九州大学病院 小児科と共同で、内視鏡下手術の際に鉗子(かんし)の死角となる領域を可視化する技術を開発した(リリース)。

 この技術では、手術中に内視鏡カメラとは別のもう1台のカメラを挿入し、鉗子の下側から術部を撮影する。そしてその映像を上側の内視鏡カメラで撮影したかのように補正し、鉗子に投影する。これにより、鉗子部分が透けたようになり、隠れていた術部が見えるようになる。

 これまでの内視鏡下手術では、手術器具によって手元が見えにくくなり、手術の難度が高まってしまうという課題があった。視野が欠けると縫合などの動作が困難となり、観察できない領域で組織を損傷してしまい、それに起因する合併症を引き起こす危険性があるという。

 今回の技術では既存の内視鏡や手術器具をそのまま使えるため、早期の実用化が可能という。特に、小児外科手術のように狭い空間で行う手術での利用が見込まれるとしている。

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