鹿児島県枕崎市の枕崎空港跡地で建設が進む8.2MWのKクリーンエナジーのメガソーラー(出所:日経BP)
鹿児島県枕崎市の枕崎空港跡地で建設が進む8.2MWのKクリーンエナジーのメガソーラー(出所:日経BP)
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 西日本シティ銀行は3月28日、オリックスと九電工の合弁によるメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業会社である、Kクリーンエナジー(鹿児島県枕崎市)が九州全域で実施する太陽光発電事業向けに、総額74億2000万円のプロジェクトファイナンスによるシンジケートローンを組成したと発表した。西日本シティ銀行が銀行団の幹事を務め、肥後銀行、豊和銀行、宮崎銀行、筑邦銀行、 長崎銀行が参加する。

 九州の地方銀行が、メガソーラー事業向けの大型シンジケートローンの幹事行となるのは、初めてという。 地方銀行が単独で数十億円ものメガソーラー事業に融資することは難しく、今後も複数の地方銀行が連携したシンジケートローンや協調融資が増えていくとみられている。

 Kクリーンエナジーは、オリックス70%、九電工30%の出資による合弁企業で、福岡県大牟田市で出力11.7MW、鹿児島県枕崎市の枕崎空港跡地で合計約8.2MWのメガソーラーを建設しているほか、鹿児島県鹿屋市、大分県宇佐市で、メガソーラーを開発している。