ヤフーが提供するサービス(HealthData Laboのサイトから引用)
ヤフーが提供するサービス(HealthData Laboのサイトから引用)
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 ヤフーは、遺伝子情報の解析に基づく生活改善助言サービスを、2014年4月下旬をメドに立ち上げる。遺伝子情報と、スマートフォンやウエアラブル端末で計測した活動量や睡眠、食事内容などの情報を組み合わせて、生活習慣に関するアドバイスなどを行う。事業化に向けて「HealthData Lab」と名付けたプロジェクトを立ち上げ、4月下旬からモニターを募集する考えである。

 遺伝子情報の解析については、ジーンクエスト(同社のウェブサイト)と連携する。ジーンクエストは東京大学発のベンチャー企業で、遺伝子解析キットの販売を2014年1月に開始した。同キットでは、病気に関連する約5000種類の遺伝子を調べることで、200種類の項目に関して病気のリスクや体質などの情報が得られる。

 ヤフーは「かねて予防医療に注目しており、同分野で事業を展開したいと考えてきた。遺伝子情報と日々の生体情報を組み合わせた助言サービスは、業界でも他に例がない」(同社広報)としている。