医療機器メーカーの日本光電は、マレーシアの首都クアラルンプールに販売子会社NKマレーシア(Nihon Kohden Malaysia Sdn. Bhd.)を設立し、営業を開始する(リリース)。同子会社は、医療機器の販売とアフターサービスに関するサポートを担う。これを通じて、アジア太平洋地域における売上拡大を図るという。

 日本光電はマレーシアでは従来、現地代理店を通じて販売活動を行い、シンガポールの販売子会社がこれをサポートしてきた。マレーシアでは2014年7月から医療機器の輸入・販売に関する新しい法律が施行され、規制が厳格化される見通し。こうした状況に合わせて販売・サービス活動のサポートを強化するために、新会社を設立したとする。新会社では輸入ライセンスを一元管理し、地域における代理店網の拡充を進めて販売体制を強化する。

 日本光電は、中期経営計画「Strong Growth 2017」で新興国市場の事業展開強化を掲げている。今回の新会社設立により、新興国向け商品ラインアップの拡充と販売網の強化を推進するという。