出力10MWの「佐世保メガソーラー発電所」(出所:キューデン・エコソル)
出力10MWの「佐世保メガソーラー発電所」(出所:キューデン・エコソル)
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 九州電力の電設子会社のキューデン・エコソル(福岡県福岡市中央区)は、長崎県佐世保市に建設していた出力10MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「佐世保メガソーラー発電所」が完成し、3月13日に竣工式を開催したと発表した。九州電力の所有地に建設した。

 佐世保メガソーラー発電所は、長崎県内で稼働ずみのメガソーラーの中で、第2位の出力規模だという。第1位は、同社が2013年5月に発電を開始した出力13.5MWの「大村メガソーラー発電所」(長崎県大村市)になる。

 設備面では、発電システムを直流電圧750Vで構成することで、メガソーラーにおけるさまざまなロスを低減したほか、複数の施工方法の採用などによって効率を向上した。

 また、パワーコンディショナー(PCS)の遠隔監視・操作機能を採用するなど、給電指令や事故にも迅速に対応できるシステムを構築し、電力系統における将来的な課題も視野に入れているという。

 敷地面積は約12万m2、太陽光パネルは三菱電機製、PCSはキューヘン(福岡県福津市)製。年間予想発電量は約1万356MWhで、一般家庭約2900戸分の電力使用量に相当する。