Gestamp Solar社が建設したメガソーラーの例(出所:Gestamp Solar社)
Gestamp Solar社が建設したメガソーラーの例(出所:Gestamp Solar社)
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 米国の再生可能エネルギー事業者の8minutenergy Renewables社とスペインの大手太陽光発電ディベロッパーであるGestamp Solar社は3月、米カリフォルニア州で出力50MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Midway Solar Farm」を建設すると発表した。

 建設するのは、同州の南東部にあるインペリアル郡で、農作物の生産性が低い486エーカー(1.967km2)の農地を転用する。設置する太陽光パネルには、太陽の動きに合わせて向きを変える追尾型も含まれるという。

 発電した電力は、20年間の電力受給契約に基づいて、大手電力会社の米Pacific Gas and Electric(PG&E)社に売電する。売電は、8minutenergy Renewables社の子会社の83WI 8ME社が担当する。

 Midway Solar Farmは、2015年に建設を開始し、2016年から売電を開始する。稼働開始後の年間予想発電量は1億2500万 kWhで、カリフォルニア州の約2万3000世帯の電力消費量に相当する。

 8minutenergy Renewablesでは、メガソーラーの建設中に約120人の直接雇用、約150人の間接雇用を生み出すとし、米国で最も失業率が高い地域であるインペリアル郡の地域経済に貢献すると強調している。