約166万m<sup>2</sup>の広大な土地に、44万枚以上の太陽光パネルを設置する。写真は2013年10月の起工式時(撮影:日経BP)
約166万m<sup>2</sup>の広大な土地に、44万枚以上の太陽光パネルを設置する。写真は2013年10月の起工式時(撮影:日経BP)
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 みずほ銀行、日本政策投資銀行、三井住友銀行は、ソフトバンクグループの再生可能エネルギー事業会社のSBエナジー(東京都港区)と三井物産が折半出資で設立した、苫東安平ソーラーパークのメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に対して、プロジェクトファイナンスによるシンジケートローン(複数の金融機関による同一条件での融資)を、3月6日付で組成したと発表した。

 苫東安平ソーラーパークは、北海道勇払郡安平町に出力約111MWのメガソーラー「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」を建設している(関連記事1同2)。2015年の冬に発電を開始する予定。

 太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用し、架台は東芝プラントシステムが担当する。設置する太陽光パネルは44万4024枚で、稼働後の年間予想発電量は、一般家庭約3万世帯分の年間電力消費量に相当する約1億801万4000kWhを見込む。

 建設資金を賄う今回のシンジケートローンは、発表した3行が共同で銀行団の幹事(アレンジャー)を担い、みずほ銀行が招聘した地元の銀行など、12の金融機関が参加する。