2014年3月1~2日の2日間、千葉県の幕張メッセで開催された第3回「サイエンス・インカレ」の文部科学大臣表彰は、筑波大学 生命環境学群の返町洋祐さんの発表「脱窒活性の向上をもたらす微生物燃料電池のための修飾電極の開発」に決まった。サイエンス・インカレは、自然科学系の全分野を対象に、学生が自主研究の成果を発表するもの。今回は、合計209組からの応募があり、書類審査を通過した171組が発表した。

 文部科学大臣表彰以外の主な受賞者は以下の通り。

 科学技術振興機構理事長賞は、米子工業高等専門学校の西尾幸祐さん、井田健太郎さん、大江ひかるさんのグループ、早稲田大学の宇山慧佑さん、東北大学の島岡聖世さんと村岡雅康さんのグループ、東京理科大学の前田菜摘さん、筑波大学の斎藤恵介さん、加藤由幹さん、綿引壮真さんのグループが受賞した。

 サイエンス・インカレ奨励表彰は、大阪大学の五十嵐拓哉さん、同大の田村直也さん、慶応義塾大学の武田翔一郎さん、大阪大学の岩切秀一さん、富山県立大学の松村末利子さん、東北大学の横山真悟さん、大阪大学の寺垣歩美さん、米子工業高等専門学校の前田果澄さん、京都工芸繊維大学の田中領さん、大阪市立大学の奥山知香子さんが受賞した。

 このほか、サイエンス・インカレ・コンソーシアム賞奨励賞8件(DERUKUI賞4件、グッドパフォーマンス賞4件)、そして協賛企業による企業賞9件が表彰された。