ノルウェーRenewable Energy Corp.(REC)は、両面受光タイプの太陽電池モジュールを日本市場に投入する。シンガポールの工場で2014年後半に稼働予定の新ラインで生産する計画であり、出荷開始は2014年第3四半期を予定している。

 RECはこれまで、日本ではメガソーラー向けを中心に供給量を増やしてきた。2014年はメガソーラーに加えて、ビルや工場、住宅の屋根へと用途を広げることを狙っている。既に、ある住宅メーカーが、新築住宅向けにRECの既存のモジュールの採用を決めたという。

 両面受光タイプは、メガソーラーや屋根上の次の、新たな用途を開拓するために投入する。BIPV (building integrated photovoltaics)と呼ばれる建材一体型や、駐車場や駐輪場の屋根、農業分野などに向ける。モジュールの大きさについては、日本などでのユーザー調査を基に決める計画である。出荷に先立って、試作品を太陽電池の展示会「PV EXPO」(2014年2月26~28日、東京ビッグサイト)に出展する。