自然科学系の全分野を対象に、学生が自主研究の成果を発表する「サイエンス・インカレ」が2014年3月1~2日の2日間、千葉県の幕張メッセで開催される(発表資料)。サイエンス・インカレの特徴は、全国の大学の学部生や高等専門学校生などが研究成果を発表できること。学会発表の機会が多い大学院生とは異なり、研究成果を披露する機会の少ない大学の学部生や高専学生に向けて、文部科学省が2011年度から毎年開催しているイベントである。

 第3回となる今回は、合計209組からの応募があり、書類審査を通過した171組が発表する。口頭発表部門が48組、ポスター発表部門が123組である。優れた発表に対しては文部科学大臣表彰などが授与される。一般来場者の聴講も可能である(3月2日開催予定の交流会への参加は不可)。

 なお、学生の発表に先立って、宇宙航空研究開発機構 シニアフェロー 教授の川口淳一郎氏が「やれる理由を見つけて挑戦しなければ、成果は得られない。」と題して、特別講演を行う予定である。