ECHONET Lite通信機能付き製品の開発にも

図3●ET 2013のデモンストレーションのコーナー ルネサスが撮影。
図3●ET 2013のデモンストレーションのコーナー
ルネサスが撮影。
[画像のクリックで拡大表示]
図4●デモシステムの構成 ルネサスのスライド。
図4●デモシステムの構成
ルネサスのスライド。
[画像のクリックで拡大表示]

 ルネサスは2013年11月にパシフィコ横浜で開催された「Embedded Technology 2013」において、今回の製品を利用したデモンストレーションを見せている(図3)。そのデモでは、今回の評価ボードにUART経由で、920MHz帯無線通信モジュール(テセラ・テクノロジーの「MB-RL-7023-02AL」)、RF4CE(Radio Frequency for Consumer Electronics)無線通信モジュール(内藤電誠町田製作所のZigBee通信モジュール「RM-100-RFZ-2」)、PLC(Power Line Communication)通信(DCSK 方式)のモジュール(ルネサスの「R0K3036S1DJ01BR」)を接続した(図4)。そして、ACCESS(ホームページ)、日新システムズ(ホームページ)、ユークエスト(ホームページ)の3社それぞれが開発したECHONET Lite通信のミドルウエアを載せた。

 このデモでは、RF4CE通信の無線リモコンを使い、エアコンとLED照明を操作する。リモコンを使った直接的な操作に加えて、920MHz帯通信で接続した照度センサーおよび温度センサーの情報からエアコンとLED照明の動作を自動調整した。リモコンおよびセンサーの情報を無線通信で今回の評価ボードが受け、必要な指示を電力線経由でエアコンとLED照明に送る。