エプソンのゴルフスイング解析センサー端末「M-Tracer For Golf MT500G」
エプソンのゴルフスイング解析センサー端末「M-Tracer For Golf MT500G」
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 セイコーエプソンとエプソン販売は2014年2月6日、ゴルフのスイングを解析するセンサー端末「M-Tracer For Golf MT500G」を発表した。2014年4月10日にオープン価格で発売する。なお、直販サイトのEpson Direct SHOPでは2万9800円(税込み)で販売する予定である。年間販売目標は1万台。

 MT500Gのサイズは50mm×25mm×15.5mmで質量は15g。ゴルフクラブのグリップに装着して使用する。Liポリマー2次電池を搭載し、2時間の充電で約4時間駆動する(充電はMicroUSB端子で行う)。セイコーエプソンが専用に開発した加速度センサー(16Gと300Gまでを計測できるものを二つ)とジャイロセンサー(3000度/s)を搭載しており、スイングの軌跡やテンポ、ヘッドの速度、シャフトの回転、インパクト時のフェース角などのデータを計測してBluetoothでスマートフォンの専用アプリケーションに転送する。

 専用アプリでは解析結果が動画やグラフなどで表示され、ユーザーは現在のスイングの傾向を把握できる他、お手本となるプロのスイングデータや過去の自分のスイングデータと比較したりすることもできる。アプリの解析システムは、慶応義塾大学SFC研究所スポーツ・ダイナミクス・インフォマティクス・ラボの協力を得て開発した。記録できるスイング回数はアプリ側に300回、エプソンが用意するクラウドのサーバー側に2000回の合計2300回。将来は、クラウドに蓄積したデータを基にしたコーチング・サービスの提供なども検討しているという。