平均システム価格の推移。単位は千円。新築は40万円切った（出所：太陽光発電協会・太陽光発電普及拡大センターの公表値を基に、日経BP作成）
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太陽光発電協会・太陽光発電普及拡大センターは、2013年10月～12月の住宅用太陽光発電への補助金の申込受付件数と交付決定件数、平均設置容量、平均システム価格を公表した。それによると、平均システム価格は、低下傾向が続いていることが分かった。
補助金交付決定案件における1kW当たりの平均システム価格は、全体では2013年4月～6月が43万2000円だったのに対し、同年7月～9月は41万7000円、同年10月～12月は40万5000円だった。新築と既築で個別に集計した価格を見ると、新築は、2013年4月～6月が40万3000円だったのに対し、同年7月～9月は39万4000円、同年10月～12月は38万5000円と、40万円を下回った。一方、既築では、2013年4月～6月が44万9000円だったのに対し、同年7月～9月は43万2000円、同年10月～12月は41万9000円だった。
2013年10月～12月の補助金申込受付件数は、7万65件と、同年7月～9月の6万6648件に比べ増加したが、前年同期の8万4119件と比べると減少している。2013年4月～12月における都道府県別の補助金交付決定件数を見ると、1位は愛知県で、2位以下に埼玉県、神奈川県、福岡県と世帯数の多い県が並ぶ。ただ、1件当たりの設置容量の大きい順で見ると、1位は沖縄県（5.85kW）で、2位以下に宮崎県（5.14kW）、鹿児島県（5.12kW）、島根県（5.05kW）と、九州地方の県が上位を占める。
