下肢のリハビリを支援するLR2
下肢のリハビリを支援するLR2
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 安川電機は、下肢(足・脚部)のリハビリテーション用ロボット「下肢用リハビリ装置LR2(Leg Rehabilitation Robot)」を2014年3月20日に発売する(ニュースリリース)。同社が2005年に製品化したベッドサイド型の下肢運動療法装置「TEM LX2 TypeD」をベースに開発したもので、患者の下肢を保持して動かすことでリハビリを支援する。同社の「2015年ビジョン」で掲げているロボティクスヒューマンアシスト事業領域の拡大を狙った製品だ。

 理学療法士によるリハビリの動きを再現した6種類の運動パターンを備えており、患者の股、膝、足首の3つの関節を協調動作させることが可能。同社が得意とするモーション制御技術を生かして、中間速度や保持時間、角度の調整などにより複雑な動きを実現しているという。脳血管疾患および整体疾患によりリハビリを必要としている患者や、運動機能の維持・回復を必要としている高齢者などの利用を想定している。2014年度に100台、2015年度に300台の販売を見込んでおり、中国をはじめとする海外へも展開する。価格はオープン。