2014年1月に実施した社長交代会見の様子
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ヘルスケアグループを加えた新たなグループ経営体制
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日立製作所は、2014年4月1日付で「ヘルスケアグループ」を設立することを発表した。同社グループの経営リソースを集約し、多様化するヘルスケア市場のニーズに迅速に対応できる体制を構築する。「インフラシステムグループ」「情報・通信システムグループ」「電力システムグループ」などと並ぶ同社7番目のグループになる。
新設するヘルスケアグループは、日立製作所の社内カンパニーに分散していたヘルスケア関連事業を再編・統合して新設する「ヘルスケア社」と、同社が遅くとも2014年4月頃までに完全子会社化する日立メディコなどのグループ会社で構成する。ヘルスケア分野における戦略立案や営業機能などの経営リソースを集約し、健診や検査、診断、治療、在宅医療・介護サービスなど多岐に渡る事業を手掛けていく考え。
日立製作所は2013年10月、執行役社長の中西宏明氏を本部長とするヘルスケア事業戦略本部を新設。ヘルスケア分野を注力事業として強化する戦略を打ち出していた。2014年1月8日に開催された社長交代に関する記者会見の場でも、「これまで日立メディコが中心となって手掛けてきた医療事業をベースに、さらに事業の範囲を広げいく」（同氏）などと、ヘルスケア事業について言及していた（関連記事）。
