「水郷潮来ソーラー発電所」の全景(出所:レノバ)
「水郷潮来ソーラー発電所」の全景(出所:レノバ)
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 レノバ(旧商号 リサイクルワン、本社:東京都千代田区大手町)は2月1日、茨城県潮来市とミツウロコグリーンエネルギー(東京都中央区)、芙蓉総合リース(東京都千代田区)との共同事業によるメガソーラー(大規模太陽光発電所)の運転を開始した。
 
 同発電所は、実施主体となるSPC (特定目的会社)である水郷潮来ソーラーが運営し、茨城県潮来市にある「道の駅いたこ」に隣接する約18 万m2の事業用地に設置した。発電出力は約14.7MWで、運転開始している太陽光発電所としては関東最大級の規模となる。想定年間発電量は約 1470 万kWhで、これは一般家庭の約4000 世帯の年間使用電力量に相当する。

 隣接する「道の駅いたこ」には、同発電所が一望できる展望台と、発電量表示モニターを設置した。2014年度内を目指して、蓄電池(容量 7.2kWh)を「道の駅いたこ」に設置し、同施設の防災拠点化に寄与する取り組みも併せて実施すると共に、本事業の収益の一部を「太陽のめぐみ」基金を通じて市内の小中学校に寄付することになっている。

 レノバは、同事業の事業計画の策定から、ファイナンス、工事管理、地域貢献策の検討に至るまで、開発プロセス全般を主導した。同社は現在、千葉県富津市(40MW)、静岡県菊川市(16.9MW)でもメガソーラーを建設している。