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2013年の台湾の太陽電池セルの出荷、前年比42%増の8.3GW

2014/01/31 00:24
加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
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上位3社で55%を占める(出所:TrendForce社のEnergyTrend部門)
上位3社で55%を占める(出所:TrendForce社のEnergyTrend部門)
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 台湾の調査会社であるTrendForce社のEnergyTrend部門は1月、2013年の台湾の太陽電池セル(発電素子)の出荷が、出力ベースで前の年に比べて42%増の8.3GWに達したと発表した。2014年には同10GW以上となる見通しである。

 台湾の太陽電池セルメーカーの操業は、2013年下期(2013年7~12月)はフル生産の状態が続いた。台湾の大手太陽電池セルメーカーであるMotech Industries社、Neo Solar Power社、Gintech Energy社の出荷は、それぞれ1GW以上となった。この上位3社で、台湾での出荷数全体の約55%を占めている。

 また、Neo Solar Power社は2013年6月に、同じ台湾の太陽電池セルメーカーDelSolar社を買収しており、2014年にはMotech Industries社を抜いて、台湾でトップに立つ可能性があるという。

 欧米と中国の間の太陽光パネルや太陽電池セルについての貿易摩擦の影響は、2014年1~2月の間は、台湾の太陽電池セルメーカーには及ばないという。ただし、2014年3月からは、台湾の太陽電池セルメーカーへのOEM(委託先ブランドでの製造)の発注に影響が及ぶ可能性があるという。中国から米国への出荷が減る可能性があるためである。

 また、2014年は、日本メーカーによる中国メーカーへの多結晶シリコン太陽電池セルのOEMの発注が増えると予想している。この理由として、日本では固定買取価格制度(FIT)に基づく太陽光発電の買取価格が低下していくため、コスト競争が激化することを挙げている。

 そこで、台湾の太陽電池セルメーカーは、太陽電池セルの変換効率の向上や、単結晶シリコン太陽電池セルに注力すべきだとする。

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