COLLEGE 製造業の“本当”を探求
 

学生がプレゼン大会で競い合う――The高専@SEMICON Japan 2013報告

田中 直樹=日経エレクトロニクス
2013/12/27 15:00
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 6回目を迎えて、半導体製造の専門展示会「セミコン・ジャパン」のイベントとしてすっかり定着した「The高専@SEMICON Japan」(前回のレポート)。2013年12月4~6日に幕張メッセで開催された「セミコン・ジャパン 2013」でも例年と同様に、協力企業が自社ブース内のスペースを提供し、展示会に訪れた来場者に向けて、高等専門学校(高専)などの学生が自分たちの研究内容を披露した。

 初日は緊張感にあふれ、どこかぎこちなかった学生も、発表や説明を重ねるうちに、どんどん自信をつけていく。来場者へのプレゼンテーションは、日を追うごとに上手になる。学生の成長ぶりは目覚ましく、若者の可能性を感じさせてくれる。今回の参加校は全8校。大阪府立大学工業高等専門学校、香川高等専門学校、熊本高等専門学校、高知工業高等専門学校、東京工業高等専門学校、舞鶴工業高等専門学校、松江工業高等専門学校、水戸第二高校の8校である。

 今回は、学生同士が競い合い切磋琢磨することを重視し、プレゼンテーション大会の順位付けをして、上位3校を表彰した。第1位は舞鶴工業高等専門学校、第2位は東京工業高等専門学校、第3位は松江工業高等専門学校となった。いずれの学校のプレゼンテーションも分かりやすく、各校の差はわずかだった。以降では、各校がThe高専@SEMICONのブースで披露した主な展示内容を紹介する。

舞鶴高専のブース
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 第1位に輝いた舞鶴工業高等専門学校は、ガンマ線の発生を、放射線センサーを用いて観察するデモンストレーションを実施した。発表内容に加えて、聴講者の反応を見ながら大きな声で分かりやすく説明する学生たちのプレゼンテーションが高く評価された。発表したのは、専攻科電気制御システム工学専攻に在籍する3人の2年生。この内2人は前回に続いて参加した学生で、この1年間の成長を見せた。

東京高専のブース
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 第2位の東京工業高等専門学校は、首の長いキリンの呼吸メカニズムとその応用について発表した。同校は、首の長いキリンが悠々と呼吸できる仕組みを解明するため、振動流の効果と気管内面の凹凸の効果を実験的に定量化してきた。今回、(1)溝付き管内における間欠振動流中の炭酸ガスの有効拡散係数、(2)溝付き管内における間欠振動流の可視化、(3)タンデムピストン式人工呼吸器を用いた間欠振動流による生体外換気実験、の三つについて実験装置とパネル展示で報告した。

松江高専のブース
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 第3位の松江工業高等専門学校は、2013年10~11月に開催された「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)」に出場したロボットを展示した。2013年の高専ロボコンの課題は、ロボットが縄跳びをする競技「Shall We Jump?」。ロボットと人が縄を回し、その中で別のロボットをジャンプさせる。松江高専は、2Lペットボトル20本に8気圧の圧縮空気を蓄え、エアシリンダーを用いてジャンプするロボットを出場させた。今回の発表でも、実際にロボットをジャンプさせてみせた。来場者に縄を回してもらい、その中でロボットをジャンプさせるデモも披露した。

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