説明会の様子。左から順に、セミコン・ジャパン推進委員会委員長の牛田一雄氏(ニコン副社長)、SEMI President&CEOのDenny McGuirk氏、SEMIジャパン 代表の中川洋一氏。
説明会の様子。左から順に、セミコン・ジャパン推進委員会委員長の牛田一雄氏(ニコン副社長)、SEMI President&CEOのDenny McGuirk氏、SEMIジャパン 代表の中川洋一氏。
[画像のクリックで拡大表示]

 SEMI(国際半導体製造装置材料協会)は「SEMICON Japan 2013」(2013年12月4~6日、幕張メッセ)の開催を控えた2013年12月3日、東京都内で記者説明会を開催した。SEMICON Japanの開催概要と併せて、2014年以降の半導体製造装置の市場予測を発表した。SEMIによれば、2014年の半導体製造装置市場は主要全地域で前年比プラス成長を遂げる見通し。世界出荷金額は、前年比23.2%増の394億6000万米ドルを見込む。2013年の半導体製造装置市場は、前年比13.3%減の320億2000万米ドルにとどまる見通しという。

 記者説明会に登壇したSEMI President&CEOのDenny McGuirk氏は、スマートフォンやタブレット端末などを牽引役に、半導体デバイス市場は今後数年にわたり堅調に成長するとの見解を示した。2014年の半導体デバイス市場の前年比成長率は「1ケタ台半ば~後半を見込む」(McGuirk氏)。対して、2013年の半導体デバイス市場の前年比成長率は1ケタ台前半にとどまる見通しという。

 2014年の半導体製造装置市場の回復を引っ張るのは「ファウンドリーと半導体メモリ・メーカーによる旺盛な設備投資」(McGuirk氏)になる。ファウンドリーは2014年も大型投資を予定しており、半導体メモリ・メーカーについては「NANDフラッシュ・メモリやモバイルDRAM向けの設備投資に期待できる」(同氏)とした。