11月5日に稼働した「ダイフク滋賀メガソーラー」
11月5日に稼働した「ダイフク滋賀メガソーラー」
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 ダイフクは11月5日、同社滋賀事業所(滋賀県蒲生郡日野町)に建設してきたメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ダイフク滋賀メガソーラー」を稼働させた。同発電所は、滋賀事業所の敷地約5.2万m2に1万7752枚の太陽光パネルを設置し、出力は約4.4MWと滋賀県で最大規模となる。年間発電量は430万kWhを見込んでいる。

 同社グループのコンテック製の「太陽光発電データ計測・表示システム」を採用し、滋賀事業所内のロジスティクス総合展示場「日に新た館」に発電量をリアルタイムで表示するほか、年・月・日単位の実績をグラフなどでビジュアル化して表示することもできる。地域・社会での環境教育や環境意識の向上に役立つように一般にも公開する。

 同社は2011年4月に「ダイフク環境ビジョン2020」を策定した。滋賀事業所では、2012年度から生態系調査を進めた結果、ハヤブサやカスミサンショウウオなどの絶滅危惧種を確認している。同事業所はメガソーラーの設置のほかにも、生物多様性の保全に取り組むなど、同社の環境経営の中核となっている。