実証実験に用いるウエアラブル・センサ
実証実験に用いるウエアラブル・センサ
[画像のクリックで拡大表示]

 積水ハウスは、ウエアラブル・センサとHEMSを連動させた居住者のヘルスケア支援サービスの実証実験を始める。2014年度内の運用開始を目指す。

 ウエアラブル・センサは、米Vital Connect社が開発した技術を用いる。粘着型の使い捨てパッチを介してセンサを体に貼り付けることで、各種のデータを収集する。同センサで収集できる項目は、以下の通りである。

心拍数/心拍変動/呼吸数/表皮温度/体位/歩数/転倒検知/ストレス/消費カロリー/歩調分析/活動状況/睡眠時間/入眠・起床/睡眠覚醒判定/睡眠体位/睡眠段階

 収集したデータを、2013年10月に運用を始めた対話型HEMSと連動させることで、居住者に必要なアドバイスを提供する。具体的には、健康上のアドバイスや食事管理、空調調節、体調異常の発見、睡眠時の状態把握、転倒などによるケガや意識不明状態の通知機能などである。将来的には、医療・介護の分野にも機能を拡大する予定という。