カナダの太陽光パネルメーカーのカナディアン・ソーラー社は11月、中国China Perfect Machinery Industry社が建設する出力約32MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けに、太陽光パネルを納入すると発表した。China Perfect Machinery Industry社は、中国の上海に拠点を置く、不動産開発などを手がける企業。

 カナディアン・ソーラー社のShawn Qu社長兼会長、最高経営責任者(CEO)によると、今回のChina Perfect Machinery Industry社との納入契約は、現在の中国の太陽光パネルの需給バランスを反映して、カナディアン・ソーラー社にとって、価格の設定や支払条件が、より好条件となっているという。太陽光パネルの納入は、2013年第3四半期に完了し、2013年第4四半期の業績に反映できるとする。

 カナディアン・ソーラー社が今回、納入するのは、出力が295Wと300Wの太陽光パネルである。他の多結晶シリコン太陽光パネルメーカー72社の製品に比べて、発電量が年間で4%以上多くなるという。また、10年間の材料保証(material warranty)と、25年間の出力性能保証に加え、第三者機関である保険会社を通じた二重保証を実施していることを強調している。