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アプリ開発者に向けてスマホ対応心拍センサを無償提供、ユニオンツール

1万9800円で2014年1月に量産開始

小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
2013/11/13 08:00
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開発したスマホ対応心拍センサ
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センサの測定項目の主な仕様
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サンプルアプリ(iOS版)の例
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 ユニオンツールは、Bluetooth4.0に対応する心拍センサ「WHS-2」を開発した。心拍情報(周期・波形)や体表温、体動(3軸加速度)を同時に測定できるセンサで、専用の電極パッドを用いて胸部に直接貼り付けて使う。既に同社は2.4GHz帯の無線通信機能を搭載した同様の心拍センサを発売済みだが、今回はBluetooth4.0対応によってスマートフォンとの連携を可能にしたのが特徴である。

 そこで今回、アプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)の開発者に向けて、心拍センサのサンプルの無償提供を2013年11月13日に開始すると発表した。同センサを用いた有効なアプリの開発を促す狙いだ。

 アプリ開発希望者は2013年11月26日まで募り、供与の可否を判断する審査後に順次発送する。サンプルの供与台数は計90台を予定しており、原則として1企業1台または1案件1台。iOSとAndroidのいずれにも対応するが、Android向けのAPIとサンプルソースの公開については同年12月からになる見込みである。

大幅に低価格化

 ユニオンツールは、今回の心拍センサのサンプル無償提供と並行して、2014年1月に量産出荷を始める計画だ。サンプル無償提供による有効なアプリの登場の他、メンタルヘルスや見守り、リハビリ、居眠り防止など多様な分野での活用を見込む。

 価格は1万9800円(センサ本体とUSB充電ケーブル)。2.4GHz帯の無線通信機能を搭載した従来機種の価格がセンサ単体で4万8000円、USB受信機(ドングル)などを含めたセット価格が6万5000円であったのに対して、かなり安価になった。従来機種ではセンサ本体に搭載していたフラッシュ・メモリを省いたことなどに加え、「普及を図るための経営判断」(ユニオンツール)によって大幅な低価格化を実現したと説明する。

 電池はLiイオン2次電池を搭載する。無償提供するサンプル品では、動作時間が心拍波形モードで約7時間、心拍周期モードで約20時間。量産出荷用の製品では、充放電回路の設計を変える」(ユニオンツール)ことで、心拍波形モードで24時間以上にするなど3倍以上の動作時間にする見込みだという。なお、外形寸法は41mm×37.5mm×10mm。重さは13.7gである。

 ユニオンツールは今後、今回の心拍センサにおいて薬事法の認証を取得した別バーションも用意し、病院やクリニックなどに向けた医療用途への展開も計画しているという。

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