富士市西部浄化センター太陽光発電所(仮)の完成イメージ
富士市西部浄化センター太陽光発電所(仮)の完成イメージ
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 日本アジアグループ傘下の国際ランド&ディベロップメント(東京都千代田区、以下「国際ランド」)は11月5日、静岡県富士市に県下最大級の出力約1.7MWのルーフトップ(屋根設置)型メガソーラー(大規模太陽光発電所)「富士市西部浄化センター太陽光発電所(仮)」の開発・運営を行うと発表した。同日、富士市役所にて、富士市と国際ランドおよび共同事業体であるカナダのソーラーパワーネットワーク(SPN)社との間で、本事業に関する基本協定書を締結した。

 本事業は、静岡県富士市が公募した「富士市終末処理場屋根貸し太陽光発電事業」において、国際ランドとSPN社の共同事業体が採択を受けたもので、富士市西部浄化センターのルーフトップ(屋根)を利用した太陽光発電所を建設し、「再生可能エネルギーの利用促進」「災害時等の停電時における非常用電力の確保」「施設の有効利用」「積極的な地球環境問題への取り組み」を目的としている。国際ランドはEPC(設計・調達・建設)サービス及びO&M(運用・保守)を担当する。建設場所である富士市西部浄化センターが津波避難ビルに指定されていることから、災害時には非常用電源として利用できるよう、直接電力を供給するための設備も備える。

 カナダで多数のルーフトップ型太陽光発電所の開発実績を有するSPN社と、防災・減災などのコンサルティングを行う日本アジアグループのノウハウを持ち寄る。日本アジアグループは、メガソーラーの開発に向け、固定価格買取制度のもと、これまでの実績で培った技術とノウハウを活用し、地域特性にあわせた太陽光発電所を開発するとともに、地域住民と施設を活用した地域づくり、まちづくりに取り組む。