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NANDフラッシュ・メモリが絶好調の東芝、2013年度上期決算は大幅な増益

木村 雅秀=日経BP半導体リサーチ
2013/10/30 21:15
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上期の決算概要
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セグメント別の上期業績
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10月1日以降の新組織ベースでの内訳
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セミコンダクター&ストレージ部門の詳細
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セミコンダクター&ストレージ部門の四半期別営業損益
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2013年度通期の業績予想
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2013年度通期の新組織ベースの業績予想
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 東芝は2013年10月30日、2013年度上期(2013年4~9月)の連結決算を発表した(リリース説明資料)。売上高は対前年同期比13%増の3兆392億円、営業利益は同54%増の1056億円と大幅な増益を達成した。特にNANDフラッシュ・メモリを含む電子デバイス部門が好調であり、「半期ベースで過去最高の営業利益を達成した」(東芝 代表執行役副社長の久保誠氏)という。

 上期の電子デバイス部門は、売上高が対前年同期比42%増の8786億円、営業利益が同312%増の1137億円と大幅な増収増益だった。NANDフラッシュ・メモリの価格と出荷量が好調に推移したほか、2012年12月にニューフレアテクノロジーを子会社化した効果などによって増収となった。営業利益面ではNANDフラッシュ・メモリの好調に加え、システムLSIが第2四半期に黒字化したことなどにより、部門全体では半期ベースで過去最高益を更新した。なお、HDDなどのストレージはパソコンの需要減による影響を受けたものの、利益を確保した。

 一方、デジタル・プロダクツ部門は、売上高が対前年同期比4%増の7158億円、営業損益が同158億円悪化の192億円の赤字だった。東芝テックが米IBM社から買収したPOS事業が増収増益だったものの、液晶テレビが北米を中心に減収となったほか、パソコンもスマートフォンやタブレットに押されて低迷した。ただし、事業構造改革の効果などにより、液晶テレビとパソコンの赤字幅は徐々に改善されているという。液晶テレビとパソコンを合わせた営業赤字は「第1四半期には200億円近かったが、第2四半期は100億円を切る水準まで改善した」(久保氏)という。

 社会インフラ部門は、売上高が対前年同期比6%増の1兆2118億円、営業利益が同52%減の234億円だった。太陽光発電やエレベータ、医用システムは増益だったが、火力発電システムが高い利益水準を維持しながらも減益となった。また、国内原子力事業が減収、海外原子力事業がウラン燃料事業の悪化などの影響により部門全体で減益となった。

 家庭電器部門は、売上高が対前年同期比8%増の3138億円、営業損益が同85億円悪化の64億円の赤字だった。円安の影響を受け、白物家電を中心に減益となった。

 なお、上期は営業外損益が対前年同期比277億円悪化の537億円の赤字となっている。この要因としては、(1)マレーシアの半導体後工程子会社、Toshiba Electronics Malaysia社を米Amkor Technology社に売却したことに伴う為替換算調整勘定の影響(約100億円)、(2)東芝メディカルシステムズの子会社である東芝医療情報システムズにおいて不適切な会計処理が行われた件に関する過去分修正(約94億円)などを挙げた。

 2013年度通期の業績予想は、売上高が対前年度比9%増の6兆3000億円、営業利益が同50%増の2900億円を見込む。前回(2013年5月8日)の予想に比べて、売上高を2000億円、営業利益を300億円それぞれ上方修正した。いずれも電子デバイス部門の業績予想を上方修正したことが主な要因である。

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