DC1500V SOLAR-CQ の適用箇所(出所:フジクラ)
DC1500V SOLAR-CQ の適用箇所(出所:フジクラ)
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 フジクラは10月25日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)など太陽光発電設備用の直流1500Vケーブルに導体サイズ60mm2の商品をランナップとして加えたと発表した。

 メガソーラーなどの太陽電池発電所設備には、直流1500Vケーブルの適用が進みつつあるが、今までの規格(電気設備技術基準)では導体サイズ上限が38mm2という制約があった。近年、メガソーラーなど大規模な太陽電池発電所設備の建設が進む中で適用できる導体サイズ拡大への要求が高まり、今年10月7日に電気設備技術基準解釈第46条第1項が改正され、導体サイズ60mm2が追加された。

 フジクラは規格改正に伴い、いち早く製品化に取組み「DC1500V SOLAR-CQ」の60mm2を製品ラインナップに追加した。「DC1500V SOLAR-CQ」は、細径・コンパクトで遮へいがなく施工性がよく、耐熱性、耐侯性など太陽電池発電所設備に適した長期信頼性を確保したという。導体サイズ60mm2の適用により、接続箱からパワーコンディショナー(PSC)の間の配線条数低減が可能となった。PSCの選択の幅が広がるだけでなく、省スペース化、コストの低減につながるという。単心タイプだけでなく、単心撚り合せタイプ、2心タイプ、波付鋼管外装付きタイプなど様々な要望に対応でき、コネクタ付ケーブルでの納入にも対応するという。