ニュース

前田建設と豪マッコーリー、メガソーラー事業で合弁

2013/10/22 20:26
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
印刷用ページ
前田建設工業が建設した珠洲風力発電所(出所:前田建設工業)
前田建設工業が建設した珠洲風力発電所(出所:前田建設工業)
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 前田建設工業は10月19日、オーストラリアのマッコーリー・グループ・リミテッドの投資銀行部門であるマッコーリーキャピタルと合弁会社を設立し、再生可能エネルギー発電事業などのインフラ事業での協働で基本合意したと発表した。

 新合弁会社は年内にも設立する予定で、まずは全国各地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトの立ち上げに取り組む。メガソーラーの企画から出資、EPC(設計・調達・建設)サービス、運営・保守から事業売却まで手掛ける計画だ。事業推進にあたっては、個別案件毎にSPC(特定目的会社)などを組成し、両社が出資するとともに、プロジェクト・ファイナンスによって資金調達する予定だ。メガソーラーに続き、風力など太陽光以外の再生可能エネルギー案件も視野に入れ、今後3年間で300MW、事業総額にして1,000億円程度のプロジェクト開発を目指す。
 
 マッコーリーは、オーストラリアを本拠に28カ国で事業展開する国際的な金融グループ。再生可能エネルギーをはじめとするインフラや資源分野で実績があり、世界各国で100以上で、空港、通信施設、エネルギー、再生可能エネルギー、有料道路、鉄道などのインフラ事業に投資し、管理・運営まで手掛けている。

 前田建設は中期経営計画の3本柱として「脱請負」を掲げ、コア事業である建設事業の強化とともに、新たな収益源として、再生可能エネルギー発電事業やインフラ事業への新規展開に取り組んでいる。既に、山口県下関市の「(仮称)安岡洋上風力発電事業」や岩手県大船渡市の「五葉山太陽光発電事業」などの国内プロジェクトにおいて、中心事業者として再生可能エネルギー発電事業に乗り出している。

  • 記事ランキング