質量795gの軽量・薄型ノート「Lavie Z」の新モデル。液晶パネルにIGZOを採用した。
質量795gの軽量・薄型ノート「Lavie Z」の新モデル。液晶パネルにIGZOを採用した。
[画像のクリックで拡大表示]
Mg合金製の底板(ボトムケース)。
Mg合金製の底板(ボトムケース)。
[画像のクリックで拡大表示]
ボトムケースの板厚は0.4mm。
ボトムケースの板厚は0.4mm。
[画像のクリックで拡大表示]
800gを切り、片手で楽々。
800gを切り、片手で楽々。
[画像のクリックで拡大表示]

 NECパーソナルコンピュータ(本社東京、NECPC)は、個人向けパソコン(PC)の新モデルを発表した(ニュースリリース)。薄型・軽量が特徴のノートPC「Lavie Z」は、一層の軽量化を図ったのが特徴だ。タッチパネル非搭載モデルの質量は795gと、2012年夏に発売した従来モデルの875gよりも80g軽い。「13.3型ワイド液晶パネルを搭載するノートPCとしては世界最軽量」(同社)という。本体の厚さは従来と同じく14.9mmである。

 従来モデルと同様に底板(ボトムケース)の素材にマグネシウム・リチウム(MgLi)合金を採用した上で、板厚を0.5mmから0.4mmに薄肉化した。Mg合金製のパームレストの板厚も0.5mmから0.45mmに薄くしている。これらの薄肉化によって強度が低下しないように形状などを見直したという。「その他、削れるところはあらゆるところを削って軽量化した」(同社説明員)。

 液晶パネルにはシャープの「IGZO」を採用した。解像度は2560×1440画素(WQHD)で、屋外などの明るい場所でも見やすいようにノングレアタイプとしている。バッテリ容量は従来モデルと同じだが、IGZOやCPUの消費電力が小さいため駆動時間は約9.2時間と従来モデルに比べて1時間以上長くなっている。CPUに「第4世代インテルCore i7-4500U」を採用した「LZ750/NSB」と「同 i5-4200U」を採用した「LZ550/NSB」の2タイプがある。

タッチパネル搭載モデルでも1kg以下に


 今回、Lavie Zにはタッチパネル搭載モデルも追加した(LZ650/NSBおよび同/NSS)。質量は964g。タッチパネル非搭載モデルに比べて170gほど重いのは、タッチパネルの追加分の他、バッテリセルを多く搭載したからだ。軽量化よりも外出先での長時間使用を優先して、バッテリセルを6つ搭載した(非搭載モデルは4つ搭載)。これにより、駆動時間は14.5時間となっている。液晶パネルの解像度は1920×1080画素。液晶パネルとカバーガラスの接合には、両者の間に空気層がない「ダイレクト・ボンディング」を採用した。視認性やタッチ時の操作性に優れるという。全モデルともOSは「Windows 8.1」である。価格はオープンだが、実売想定価格はタッチパネル非搭載のLZ750/NSBとLZ550/NSBがそれぞれが18万5000円前後と16万円前後、タッチパネル搭載の「LZ650」シリーズが17万5000円前後。